露天風呂の「囲い」――竹垣・簓子塀・下見板・渓谷の地形。湯と外界をどの高さ・素材で遮るかという一点で、箱根・伊豆・由布院の温泉建築5軒を読む。
梅雨は数寄屋建築が最も雄弁になる季節——苔が発色し、御影石が艶を帯び、軒の出と濡れ縁の関係が初めて意味を持つ。京都・佳水園と箱根・福住楼、二軒の数寄屋を建築軸で読むエッセイ。