湯船の縁と源泉吐出口のあいだにある20〜80cmの落差が、湯屋の音と手触りを決める。東北・信越の自噴源泉宿から、湯口の意匠と落差設計に読みごたえのある五軒を選んだ。木樋・自然石・多層分水——温泉建築の勘所を、耳と目で読む一編。