島根県
継ぐということ — 板場の世襲が、献立の連続と断絶をどう設計するか 3軒
料理長の代替わりは、献立にとって連続と断絶が同時に進む時間。世襲・当主・建築という三つの継承の軸をもつ高級旅館3軒——皆美館・柊家・あさばを、料理の側から読むエッセイ。
結界を引く湯屋 — のれん・水引・縄・板戸、男女湯の境界を建築の言語でどう設計するか 3軒
男湯と女湯を隔てる境界に、宿はそれぞれ異なる素材を選ぶ。紺のれん、麻の水引、細い縄、板戸。湯屋の入口の数十センチを、群馬・兵庫・島根の三軒に読み取る。
萩・石見銀山から温泉津へ — 山陰の港町と銀山街道に潜む、室数10以下の小宿 5軒
世界遺産・石見銀山と鉱山の積出港・温泉津を軸に、銀山街道の周辺に散らばる室数10以下の隠れ宿を5軒。大正創業の湯屋、群言堂の武家屋敷再生宿、一棟貸しの古民家まで、山陰の港町と鉱山文化の文脈で選ぶ大人の宿。
二泊三日、隠岐諸島を渡る — 西ノ島・中ノ島・知夫里島に潜む室数十以下の島宿を継ぐ
本土から船で二時間半。隠岐・島前三島を、フェリーと内航船の時刻表に沿って二泊三日で渡る。西ノ島・中ノ島・知夫里島に一軒ずつ潜む、室数十以下の島宿を継ぐ連泊動線。
聚楽壁を継ぐ宿 5軒 — 京都の土壁、聚楽第伝来の中塗りを現代の客室に残すという判断
聚楽第跡の土に由来する黄褐色の中塗り「聚楽壁」を、現代の客室にどう残すか。京都・金沢・松江の小規模宿5軒で、土壁の表層判断を読む。
松江・玉造から出雲へ — 宍道湖畔の近代意匠と神話の地に建つ都市プレミアム宿 5軒
松江・玉造温泉・出雲を宍道湖の南北軸でつなぐ都市プレミアム 5 軒。湖畔の近代和風、駅前東急、創業 130 年の数寄屋、120 坪庭園露天、出雲大社門前の現代和。Score 92-95、目安 1.7-9.0 万円。
萩・石見銀山から温泉津へ — 山陰の港町と銀山街道に潜む、室数10室以下の小宿 5軒
温泉津・石見銀山・萩を結ぶ銀山街道沿いに点在する、室数10室以下の再生宿5軒。武家屋敷・町家・蔵・茶屋——古い建物を住み継ぐ小宿を、地形と歴史の文脈で配する。
五島・屋久島・隠岐 — 離島の一棟貸しという宿の形式 5軒
本土から船または小型機を要する三つの離島群から、一棟貸し・一日一組という最小単位の宿を5軒。教会沿岸、屋久杉の森、隠岐の海食崖が、宿の素材と開口部にどう滲むかを観察する。
酒蔵・醤油蔵を翻案したデザイン宿 5 軒 — 木桶と土壁を残す改修
奈良最古の醤油蔵から島根・出雲平田の元酒蔵まで、産業建築コンバージョンの語法で並べたデザイン宿 5 軒。木桶と土壁を残す改修判断、晩秋から初冬の仕込みの季節に合う旅程。
一棟貸し古民家という選択肢 — 「宿」の境界線が溶ける時代に
築 100 年を超える木造家屋を一棟まるごと借りる。サービス業としての宿との境界線という観点から、京都府福知山市・島根県大田市・島根県邑南町の 3 軒の運用形態を冷静に整理する。