雪見障子で雪を額装し、無双窓で夏の風を引く — 浴場の開口部を、季節で開閉する装置として読む五軒。長野・別所、渋温泉、銀山、野沢、岩手・大沢温泉から、登録有形文化財の旅館と築二百年級の湯治宿まで。
宿坊が観光と修行のあいだに置かれている現在。高野山・永平寺・出羽三山という3つの山岳信仰の中心地から、形式の継承度と建築・運営を観察対象に、編集部が選んだ5軒。