四万温泉
結界を引く湯屋 — のれん・水引・縄・板戸、男女湯の境界を建築の言語でどう設計するか 3軒
男女の湯を分かつ境界を、どの素材で、どの高さに引くか。積善館・元禄の湯、渋温泉 金具屋、城崎 三木屋——文化財級の湯屋建築を持つ三軒を論考として読み解く。
打たせ湯の高さを読む宿 5軒 — 落水の位置エネルギーを、湯屋がどう構造化するか
湯を高い位置から落とし、その落水を肩や腰に受ける。打たせ湯という湯船まわりの小建築を、群馬・岩手・熊本の5軒の湯宿で読み解く。
木造多層の湯宿を一軒 — 積善館・四万温泉、階段と渡りが繋ぐ垂直の浴場動線を断面で読む
斜面に木造三層を積む四万温泉・積善館を単館で読む。元禄四年(1691)建築の本館は群馬県重要文化財。元禄の湯から山荘・佳松亭へ、階段と渡りとトンネルが浴場を垂直に繋ぐ動線を、秋口の谷を背景に断面から辿る。
手摺の握りを設計する宿 5軒 — 階段と廊下に添える一本の木を、掌の記憶としてどう削るか
壁でも天井でもなく、客が最も長く肌で触れる部材は手摺である。楢や欅の握り径、面取りの角度、継ぎ目の位置を、木造多層の宿5軒で読み比べる。集約スコアと室数・築年を添えた、身体寸法から建築を語る一本。
飲泉場を構える宿 — 口に含むために設けられた湯口の小建築 3軒
湯に浸かるためではなく口に含むために設えられた「飲泉場」。長湯・四万・蔵王 峩々の三軒に、飲むための湯口の建築を読む。
四万温泉 積善館 — 元禄4年築、日本最古の湯宿建築と『元禄の湯』アーチ窓浴場を一軒で読む
元禄4年(1691年)築の本館、昭和5年築の五連アーチ窓浴場『元禄の湯』、国登録有形文化財4棟。群馬・四万温泉 積善館を温泉建築の視点で読み解く単独深掘り。
結界を引く湯屋 — のれん・水引・縄・板戸、男女湯の境界を建築の言語でどう設計するか 3軒
男湯と女湯を隔てる境界に、宿はそれぞれ異なる素材を選ぶ。紺のれん、麻の水引、細い縄、板戸。湯屋の入口の数十センチを、群馬・兵庫・島根の三軒に読み取る。
浴場のタイルを読む宿 5軒 — マジョリカ・染付・モザイク、湯屋の壁に貼られた近代の焼き面
四万・城崎・銀山・渋・鉛。大正から昭和初期にかけて浴場に貼られた装飾タイルを、産地と施釉の技法から読む。近代湯屋の焼き面を残す温泉宿5軒を、温泉建築の視点で選んだ。
結界を引く湯屋 — のれん・水引・縄・板戸、男女湯の境界を建築の言語でどう設計するか 3軒
紺地ののれん、細い縄、麻ひもの水引、板戸。男女湯の境界を素材と高さで設計する三軒 — 四万・積善館、城崎・西村屋本館、法師温泉 長寿館を建築の言語で読み解く。
脱衣所という前室 — 湯に入る前の数歩を、宿はどう設計しているか 5軒
浴室の手前にある脱衣所=前室に着目し、文化財級の湯屋を持つ温泉旅館5軒を編集部が選んだ。積善館・法師・能登屋・黒湯・柏屋。