岩風呂と檜風呂 — 浴槽素材を選び切る宿 5軒、湯と素材が交わる温度域の設計
檜は熱を吸い、岩は熱を蓄える。浴槽素材を選び切ることは、湯温の設計そのもの。萬翠楼福住・アルカナイズ・諧暢楼ほか、素材を建築判断として読む5軒。
最新の Picks
VIEW ALL →湯屋の梁を見せる — 化粧屋根裏という浴場建築の語彙、構造材を意匠化するという判断
化粧屋根裏は野地板を張らずに垂木と梁を露しのまま見せる仕上げ。法師温泉長寿館・蔦温泉旅館・本家伴久を起点に、構造材を意匠化する温泉建築の語彙を読む。
飛騨高山・古い町並みから江名子へ — 城下町の奥に潜む室数12以下の小宿 5軒
飛騨高山の古い町並みから一歩外れた江名子・天満町界隈に佇む室数12以下の小宿5軒。築百年の古民家、4室の料理旅館、町家一棟貸し、森のオーベルジュなど、観光動線の表通りから距離を取る宿を編集部が選んだ。
旅館 吉和の風 — 廿日市、築150余年を30年かけて再生した一日一組の一棟貸し
広島県廿日市市吉和、築150余年の古民家を30年かけて再生した一棟貸し。約500坪を一組で独占する山あいの宿を、建築単体で読む。
階段という設計 — 客が昇り降りする数段を、宿はどう意匠化しているか
階段は廊下より雄弁である。エレベーターを持たない低層の宿を、その垂直動線から読み直す。萬翠楼福住・arcana izu・NIPPONIA福住の3軒を観察。
二泊三日、奈良から飛鳥・斑鳩へ — 古社寺の傍らで現代意匠の宿を渡る
奈良市の旧市街に二晩泊まり、昼は南へ下って斑鳩・飛鳥の千年木造を巡る。古社寺の隣で現代意匠の宿を渡る大人の二泊三日、編集部が選んだ3軒。
湯気を見せる宿 5軒 — 立ちのぼる蒸気を遮らず、光で受けとめる浴場の設計
別府と由布院の浴場建築から、立ちのぼる湯気を意匠として見せる5軒を編集部が選定。1921年創業の亀の井別荘から別府北浜の高所棚湯まで、湯気と採光と空間体積の関係を読む。
大人が静かに過ごす隠れ家の小宿 5選 — 客室十室以下、静けさを設計した一軒
客室十室以下、駅や繁華街から距離を取り、静けさを「サービス」ではなく「設計」として担保した隠れ家の小宿を、丹波篠山・伊東・由布院・南知多・関川から五軒厳選。
障子と簾 — 夏の宿で建具が入れ替わるという作法
京都の老舗旅館では梅雨明けに襖や障子が外され、簾戸(すど)と葦戸(よしど)に差し替えられる。年に二度、宿が姿を変えるという作法を、俵屋旅館・柊家・奈良の旅館 江泉を作中参照しながら、建築の側から読み直す短いエッセイ。
渡り廊下で結ぶ離れ 5軒 — 母屋と客室を隔てる、屋根のある数十歩の設計
母屋と離れを結ぶ屋根のある数十歩の通路を、設計として読む。雨に濡れずに食事処へ向かう屋根、足元の行灯、庭への開口。全国から渡り廊下そのものが見どころになる離れの宿を5軒選んだ。