最新の Picks
南会津・檜枝岐から尾瀬の麓まで — 福島の山あい、室数10以下の山宿 5軒
梅雨入り直後の宿で実体として鳴る音は、川音でも風でもなく、軒先と樋から落ちる雨である。新井旅館・富士屋ホテル・奈良ホテルを引きながら、雨を受ける建築装置を建築語彙で読む短文エッセイ。
二泊三日、奈良・吉野から天川・洞川へ — 大峯山麓の修験道と山宿を渡る
吉野山中千本の数寄屋宿、天川村洞川温泉の木造三階建て山宿。大峯山修験道の道行きを 2 泊 3 日で渡る、室数 10 前後の小宿 3 軒を編集部が選んだ。
庭石・沓脱・敷石 — 庭園素材から読む高級旅館 5 軒
客室の延長としての庭に据えられた庭石・沓脱・敷石・燈籠を主題に、京都・南禅寺界隈の植治系庭園を中心に、岡山・石川の地代の石材文化まで辿る高級旅館 5 軒。
五島・屋久島・隠岐 — 離島の一棟貸しという宿の形式 5軒
本土から船または小型機を要する三つの離島群から、一棟貸し・一日一組という最小単位の宿を5軒。教会沿岸、屋久杉の森、隠岐の海食崖が、宿の素材と開口部にどう滲むかを観察する。
ホテルインディゴ犬山有楽苑 — 国宝茶室「如庵」に隣接する宿の建築論
国宝茶室「如庵」と同じ4000坪の有楽苑に隣接する156室のブティックホテル。茶室建築の素材言語を、ホテルの内装にどう翻案したかを編集部が深掘りする1軒記事。Media Picks Score 92。
カペラ京都 — 隈研吾が「現代の町家」を翻案した、祇園の路地から入る89室
2026年3月、祇園・建仁寺の門前に開業した日本初進出のカペラ京都。隈研吾が「現代の町家」を翻案した89室を、外資ラグジュアリーの和翻案という編集軸で読む。
浴槽の縁 — 淵石・縁框・縁瓦、湯と外気を分かつ一線の素材論 5軒
湯と外気を分かつのは、浴槽の縁である。檜の一枚板、十和田石の框、御影石の角、文化財に指定された丸風呂のタイル縁——素材が変われば湯の格が変わる。湯屋建築の現存する宿5軒で、縁の素材論を検証する。
国宝寺社の隣で泊まる — 仁和寺・延暦寺・東大寺・興福寺・東寺の至近に佇む高級宿 5 軒
世界遺産・国宝寺社の境内またはすぐ隣に佇む高級宿 5 軒を、寺社との動線・建築・運営思想の観点で並べた Top 5。仁和寺御室会館・延暦寺会館・ふふ奈良・奈良ホテル・デュシタニ京都を編集部が選定。
1 Hotel Tokyo — 赤坂、2026年3月開業のバイオフィリック・ラグジュアリー、地続きの植栽計画を読む
2026年3月、米国SHグループの「1 Hotels」が赤坂に日本初進出。CRÈME設計、森トラスト開発、CASBEE Sの211室。共用部から客室テラス・屋上庭園まで続く垂直方向の植栽計画と、大谷石・再生木材・京都竹・回収パレットによる素材論を建築的に読む。
雪見障子と無双窓 — 浴場の開口部を、季節で開閉する装置として読む 5軒
雪見障子で雪を額装し、無双窓で夏の風を引く — 浴場の開口部を、季節で開閉する装置として読む五軒。長野・別所、渋温泉、銀山、野沢、岩手・大沢温泉から、登録有形文化財の旅館と築二百年級の湯治宿まで。
那須高原から塩原・板室へ — 栃木の山あいに点在する、室数 10 以下の隠れ宿 5軒
那須湯本の硫黄泉、上塩原の渓流沿いの離れ、板室の湯治場。栃木の山あいに点在する室数 10 以下の隠れ宿を、地理順に 5 軒。
渓谷を聞く宿 — 那珂川・吉野川・球磨川沿いに建つ湯宿で、水音はどう設計されているか
栃木の那珂川水系、徳島の吉野川・祖谷渓、熊本の球磨川。三つの渓流沿いに建つ湯宿は、水音という非視覚的な体験を建築でどう扱ってきたか。崖の上の小宿、登録有形文化財の町宿、硫黄山麓の秘湯——三軒の系譜を観察する。