最新の Picks
露地と蹲踞 — 茶室にいたる前庭の素材構成から読む数寄屋旅館 5軒
茶室にいたる前庭、すなわち「露地」を、滞在動線として組み込んできた宿がある。本稿では京都・金沢・加賀・松江の数寄屋系旅館 5 軒を、茶室そのものではなく、そこへ至る飛石・蹲踞・燈籠・露地門の配置から読む。梅雨入り前、青楓の濡れた緑が露地の石を引き立てる 5 月下旬から 6 月上旬の取材時期に合わせ、編集部が選んだ五軒である。 本記事の要点 テーマ: 京都・金沢・加賀・松江の数寄屋系旅館 5 軒、露地と蹲踞の意匠で選定 価格帯: 1 泊 2 名で ¥29,000〜¥262,000(宿により大きく分かれる) 最高スコア: Media Picks Score 95 は俵屋旅館(京都・麸屋町) 最も差別化された一軒: べにや無何有(加賀・山代)—…
玉造・松江・出雲 — 山陰の宍道湖畔と神々の地で泊まる湯宿建築 5 軒
玉造温泉・松江しんじ湖温泉・湯の川温泉・出雲大社門前。創業130年超または築60年超の湯宿建築を、汽水と神話という土地条件で読み解く 5 軒。
積善館本館 — 四万温泉、元禄四年創建の湯宿建築を読む
群馬・四万温泉の積善館本館。元禄四年(1691年)の現存最古級の湯宿建築、昭和五年の元禄の湯、そして三世代の建物が連続する稀有な構成を、湯屋建築の文脈に戻して読み解く。
ふふ 城ヶ島 海風のしらべ — 三浦半島先端、相模湾を切り取る新規開業宿の建築を読む
2026 年 2 月 27 日開業、ふふ ブランド初の海を望むリゾート。三浦半島先端の城ヶ島、相模湾に向けて崖上に立つ全 34 室・全室温泉のオールスイート。海風・塩害という設計条件を引き受けた建築を、首都圏 90 分のリトリート地という文脈で読み解く。
床の間に何を置くか — 宿の主人が来客のたびに差し替える、床の間という編集装置
床の間は本来、季節と客に応じて掛軸・花・置物を差し替える編集装置である。当主が今も毎週床を編集する宿、京都・奈良・金沢の三軒を訪ねる短いエッセイ。
草津・伊香保・四万・水上 — 群馬四湯の浴場建築を意匠で比較する 5 軒
群馬の四つの古湯から、湯屋建築の意匠が明確に異なる五軒を Wabistay 編集部が選定。明治の文化財「法師乃湯」、室町期創業の七源泉、大正二年築の和洋折衷、総檜四階建ての石段街中央 — 泉質と建築の対応関係を読み解く。
紫陽花の咲く庭を持つ高級旅館 5軒 — 梅雨という滞在を、植栽計画から読む
鎌倉・伊豆・吉野・松江・会津の高級旅館5軒。紫陽花の咲く庭園と植栽計画を読み解き、梅雨という滞在の質を問い直す。
苔と石組 — 浴場前庭の素材構成から読む湯宿建築 5 軒
京都・大原から嵐山、滋賀・大津、奈良へ。浴場の前庭に置かれた苔と石組の素材構成を、湯宿建築の連続体として読み解く五軒。
二泊三日、佐久平から東御・小諸へ — 中山道宿場町と現代建築の宿を渡る
東京から新幹線80分の佐久平を起点に、東御の千曲川ワインバレー、御代田の森のオーベルジュ、小諸の中山道宿場町を二泊三日で渡る編集部設計のルート。
佳水園 — 村野藤吾の数寄屋、ウェスティン都京都の中の独立した小宇宙
266室の都市プレミアムホテルの内側に、村野藤吾が1959年に残した数寄屋がひとつ。2020年に中村拓志(NAP)が改修した「ホテル内旅館」の17室を、素材と寸法の語彙で読む。
借景という設計判断 — 庭の外を取り込む宿、囲い込む宿
17世紀の作庭書『園冶』に遡る「借景」の3類型(遠借・隣借・俯借)を、京都・東山の数寄屋、城崎の谷あいの内庭、有馬の谷川沿いの古い棟という3軒の解として観察する。梅雨明けの青葉の季節に。
客室サウナという設計 — 浴室の延長線上に置かれたフィン式とロウリュ対応の宿 5軒
客室内に独立したサウナ室を設ける設計が高級ホテル・一棟貸し帯で確立しつつある。フィン式とロウリュ対応の5軒を建築意匠の観点から並べる。