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二泊三日、湯布院から黒川・杖立へ — 別府湾を挟まず、九州内陸温泉郷を高級旅館で継ぐ夏の連泊
湯布院・黒川・杖立の三温泉郷を、車で内陸に継ぐ二泊三日の旅程。1泊5万円以上の高級旅館を各泊に据え、朝湯と夕食の設計、移動の時速、山の空気の変わり目まで含めて整理した、梅雨明けから盛夏の連泊記事。
仲居の数という設計 — 客室数と接客人員の比が、高級旅館の滞在密度をどう決めるか 3軒
料理・建築・庭は語られるが、客室数と仲居の数の比はほとんど誌面に出ない。3軒の高級旅館を主題に、サービス密度という見えない設計判断をエッセイ形式で読む。
八寸という一皿の編集 — 夏の前菜を盆に組むという、料理長の構図の設計 3軒
八寸は、走りと旬を一枚の盆に同居させる料理長の構図設計の場である。京都・天橋立の玄妙庵、松江宍道湖畔のなにわ一水、皆生温泉の皆生游月。盛り付けを編集として読む、山陰縦断の高級旅館3軒。
膳の手前に置かれる先付 — 一寸の器に何を盛るか、料理長の起点を読む高級旅館 3軒
懐石の冒頭、酒の前に置かれる一寸の器の先付。京都・俵屋旅館、由布院・山荘 無量塔、金沢・浅田屋。料理長の起点をその一品から読む、盛夏の高級旅館三軒。
南阿蘇から小国・南小国まで — カルデラ縁の高原に建つ高級旅館 5軒
別府・由布院でも黒川の本流でもない。南阿蘇から小国・南小国・産山へ続く外輪山の周縁集落で、標高五百〜七百メートルの高原に建つ室数二十以下の高級旅館を五軒。客室露天とかけ流しの湯を建築の側から読む。
部屋食か、食事処か — 高級旅館が膳を運ぶ場所を選ぶという、滞在の設計判断
夕餉をどこで供するか。部屋食・専用食事処・板場前——膳を運ぶ場所の設計判断を、扉温泉 明神館/萬翠楼福住/海のしょうげつの三軒から、建築と運用の側に読む。
俵屋旅館 — 京都・麸屋町、三世紀続く町家旅館の中庭と数寄屋を、滞在動線から読む
宝永年間創業、十八室の数寄屋造。麸屋町通から客室・坪庭までの折れ曲がる動線と、歴代当主が積んだ意匠の層を、町家旅館の形式として読む。
出汁を引く宿 5軒 — 昆布・鰹・あごの一番出汁を、椀の手前で設計するという料理長の判断
本枯節か、利尻昆布か、九州のあごか。椀の手前で出汁を設計する料理長の判断を、全国の料理旅館5軒から読む。
南阿蘇から小国・南小国まで — カルデラ縁の高原に建つ高級旅館 5軒
外輪山の縁、標高500-700mに点在する高級旅館5軒。湧水と粘板岩、夏でも夜は薄手の半纏が要る高原の気候を建築側から読み解く編集部のセレクション。
ふふ 城ヶ島 海風のしらべ — 三浦半島南端、相模灘と城ヶ島大橋の間に低く挿す客室露天付の高級旅館
2026年3月15日に三浦半島最南端で開業した「ふふ 城ヶ島 海風のしらべ」を建築単体で読む。全34室・客室温泉付スイートのみ、58〜140㎡、首都圏から特急2時間という近接性と半島先端の隔絶感を同居させた立地の建築的解決を検証する。