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膳組という時間 — 一汁三菜・二汁五菜・本膳という料理の構造を、宿はどう客室に運ぶか
一汁三菜・二汁五菜・本膳——膳の構造そのものが、廊下の幅と客室の床面積を決めている。客室で食事を供し続ける高級旅館四軒を、建築の側から読む。
簾戸と御簾 — 夏支度を施す高級旅館 5軒、建具入替の作法を建築から読む
京都・有馬・城崎・修善寺の数寄屋普請 5 軒で、夏支度の建具入替を建築から読む。襖→簾戸、障子→葦戸、御簾の差し入れ。職人契約・保管庫・入替時期の違いを編集部が並べた。
AZUMA FARM KOIWAI — エイドリアン・ゼッカの「土に立ち返る農場ステイ」、小岩井の 2026 を読む
アマン創業者エイドリアン・ゼッカ率いる Azumi Japan が JR 東日本と組み、2026 年 4 月に小岩井農場敷地内へ開業した AZUMA FARM Koiwai。約 3,000 ha のうち 8 ha を切り取り、24 棟の独立宿泊棟を散在させた農場ステイ型リゾートを、建築計画として読み解く。
南会津・檜枝岐から尾瀬の麓まで — 福島の山あい、室数10以下の山宿 5軒
梅雨入り直後の宿で実体として鳴る音は、川音でも風でもなく、軒先と樋から落ちる雨である。新井旅館・富士屋ホテル・奈良ホテルを引きながら、雨を受ける建築装置を建築語彙で読む短文エッセイ。
国宝寺社の隣で泊まる — 仁和寺・延暦寺・東大寺・興福寺・東寺の至近に佇む高級宿 5 軒
世界遺産・国宝寺社の境内またはすぐ隣に佇む高級宿 5 軒を、寺社との動線・建築・運営思想の観点で並べた Top 5。仁和寺御室会館・延暦寺会館・ふふ奈良・奈良ホテル・デュシタニ京都を編集部が選定。
借景という設計判断 — 庭の外を取り込む宿、囲い込む宿
17世紀の作庭書『園冶』に遡る「借景」の3類型(遠借・隣借・俯借)を、京都・東山の数寄屋、城崎の谷あいの内庭、有馬の谷川沿いの古い棟という3軒の解として観察する。梅雨明けの青葉の季節に。
茅葺と合掌、屋根の構造で選ぶ高級旅館 5 軒 — 飛騨から南会津まで
飛騨と白川郷を中心に、美山と庄川峡まで広げた屋根構造で選ぶ高級旅館 5 軒。合掌・茅葺・入母屋・古民家移築を併置し、初夏に屋根を見上げる旅程を組む。
借景という設計判断 — 庭の外を取り込む宿、囲い込む宿
東山を借景に取り込む京都の宿、山並みを縁どる城崎の老舗、外界を遮断して内庭で完結させる有馬の宿。三軒の対比から借景という設計判断の現在を読む。
客室数 6 以下という設計 — 一日数組限定の高級旅館 5 軒
北軽井沢から伊豆、能登、阿蘇まで、客室 6 以下に絞った高級旅館 5 軒。なぜ小さく作るのか、その構造を客室・運営・建築の三層で読む編集記事。
山代温泉あらや滔々庵 — 数寄屋普請の客室露天と、料理長の冬献立を読む
寛永十六年創業、湯歴十八代。山代温泉「湯の曲輪」の中心に立つあらや滔々庵を、明治期の数寄屋普請、高野槙の客室露天、料理長が組む冬の北陸献立 (加能蟹・甘海老・寒鰤) の三軸で評論する。北大路魯山人の寓居跡を残す、北陸を代表する老舗旅館。