東山区
フォーシーズンズホテル京都 — 東山七条、平重盛ゆかりの名庭『積翠園』を抱く123室を一棟で読む
平重盛の別邸「小松殿」の園地と伝わる約1万㎡の池庭「積翠園」を敷地中央に残し、その外周へ123室を低く伏せた一軒。久米設計による鍵形の平面と、梁を消した天井高の判断を建築から読む。
シックスセンシズ京都 — 東山・妙法院の門前、平安の物語を借景にした81室を一棟で読む
三十三間堂と京都国立博物館に囲まれた東山の門前地に、2024年開業。清水建設の断面と『源氏物語』を主題にした81室、地下のSix Senses Spaを一棟の建築として読む。
引手と釘隠を読む宿 5軒 — 真鍮・赤銅・四分一、客が指で触れる金物の作家性
京都・数寄屋普請の高級旅館5軒を、建具金物(引手・釘隠・飾鋲)の作家性という一点から読む。真鍮の経年、赤銅・四分一の色金、鍛金・鋳金・彫金の技法を観察した。
露地を通す宿 5軒 — 玄関から客室までを一本の茶庭として歩かせる、市中の山居という設計
玄関から客室までを一本の露地として構成する、京都・金沢・高山の数寄屋・町家改修宿5軒。俵屋・柊家・晴鴨楼・金沢茶屋・田邊。梅雨明けの青苔から読む、市中の山居という設計思想。
二泊三日、京都市内から大津・坂本へ — 比叡を挟んで京と近江を歩く、都市プレミアム宿の連泊設計
京都駅から新快速で九分。比叡山延暦寺を東西から仰ぐ二泊三日。Day1は元清水小学校のヘリテージホテル、Day3は琵琶湖南岸の老舗。
天窓から落ちる光 — トップライトと光井戸で、客室の上方から採光する宿 3軒
壁の窓ではなく天井から光を採る——天窓・トップライト・光井戸で上方から採光する京都の3軒を、断面の発想から読むエッセイ。MOGANA、THE HIRAMATSU 京都、THE JUNEI HOTEL 京都。
京都・東山から左京、土壁の塗りを残す数寄屋宿 5軒 — 中塗り・上塗り・大津磨き
京都の東山から左京を歩く。土壁の左官工程(中塗り・上塗り・大津磨き)の意匠を残す数寄屋宿 5 軒を、編集部が地図動線とともに選定。
帝国ホテル 京都 — 祇園八坂神社至近、弥栄会館を翻案した新本館の設計を読む
2026年3月、京都・祇園に開業した帝国ホテル 京都は、登録有形文化財・弥栄会館 (1936年竣工) を保存改修した本棟と、町家スケールに合わせた北棟 (新築) からなる全55室の小規模ホテル。改修設計の手法と新築部分との接続を建築単体として読む。
床の間に何を置くか — 宿の主人が来客のたびに差し替える、床の間という編集装置
床の間は本来、季節と客に応じて掛軸・花・置物を差し替える編集装置である。当主が今も毎週床を編集する宿、京都・奈良・金沢の三軒を訪ねる短いエッセイ。
佳水園 — 村野藤吾の数寄屋、ウェスティン都京都の中の独立した小宇宙
266室の都市プレミアムホテルの内側に、村野藤吾が1959年に残した数寄屋がひとつ。2020年に中村拓志(NAP)が改修した「ホテル内旅館」の17室を、素材と寸法の語彙で読む。