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東京都

都市プレミアム

皇居外周を歩く宿 5軒 — 大手町・丸の内・半蔵門、内堀通りに面した都市プレミアムの客室から東京を読む

皇居の内堀通りに沿って並ぶ都市プレミアム5軒を、江戸城の地形が客室の高さと開口をどう規定するかという視点で読み解く。和田倉濠に低く構えるパレスから大手町タワー最上部のアマンまで。

2026 . 06 . 29
デザインホテル

水盤を持つ宿 5軒 — 反射という設計、建築を二度見せる水の面

屋外の浅い水盤を建築の主役に据えた5軒。直島の安藤忠雄、志摩と東京のAman、隈研吾の長崎、奥日光の湖畔。空と軒を映し、建築を二度見せる静止した水を、設計の側から読む。

2026 . 06 . 29
デザインホテル

掻き落としという表層 — 塗った左官を半乾きで削り、骨材の粒を露わにする壁の宿 3軒

半乾きの左官面を削り、骨材の粒を露わにする「掻き落とし」。素材の中身を見せる左官仕上げを意匠に据えた、京都・嵐山と中京、東京・上野の3軒を素材と工程の側から読むエッセイ。

2026 . 06 . 27
都市プレミアム

シガーバーを擁する都市プレミアム宿 5軒 — 喫煙を建築のうちに収める、現代ホテルの希少な空間設計

受動喫煙対策の厳格化のなか、別棟・別階・独立空調でシガー空間を建築のうちに収める都市プレミアム5軒を、換気と素材と動線の側から読み解く。東京・大阪・名古屋・京都。

2026 . 06 . 26
デザインホテル

現代美術を常設する宿 5軒 — 客室と回廊にアートを据えるという、滞在時間への設計判断

アートを一点の装飾ではなく建築計画の一部として常設する宿を、室数を抑えた現代意匠の5軒から読む。ベネッセハウス、BnA Alter Museum ほか、全国の「泊まれる美術館」をMedia Picks Score順に。

2026 . 06 . 26
デザインホテル

造作で固める宿 5軒 — 作り付け家具と移動家具の境を、設計者はどこに引いているか

客室の家具を壁と一体の造作で固めるか、独立した一脚として置くか。窓辺ベンチ、寝台プラットフォーム、framing joineryで空間を構成する5軒——HOTEL THE MITSUI KYOTO、MUNI KYOTO、アマン東京、node hotel、TRUNK(HOTEL)。

2026 . 06 . 25
デザインホテル

執務の合理が宿になるとき——戦後オフィスビル転用ホテルの設計論

事務所として建てられた建物が、宿になる。旧庁舎や蔵、廃校の転用がしばしば「記憶の保存」として語られるのに対し、戦後のオフィスビルを宿に変える行為は、もっと即物的で、もっと設計論的である。基準階という反復の単位、執務のためにとられた天井高と窓割、平面の中央にすわるエレベーターコア。それらは情緒ではなく、寸法として残る。本稿は、その寸法が滞在空間にどう翻案されるのか、利と制約の両面を、東京で稼働する二軒の転用ホテルを引きながら、設計の文法として読み解く試みである。販売の言葉ではなく、図面の言葉で考えたい。 本稿の論点 戦後オフィスビルの転用は「記憶の保存」ではなく、基準階の寸法を客室へ翻案する設計行為である 執務空間の柱割と窓割は、客室の間口・奥行き・採光を直接規定する 中央コア型の平面は中廊下を生み、片側客室の採光と動線を縛る 事例: トーセイホテルココネ上野(126室、鉄骨造11階、2018年開業)と同神田(111室、2017年開業) 転用の質は、不揃いを欠点として消すか、客室タイプの多様として受け止めるかで分かれる 最終更新: 2026年6月20日 基準階という前提を読み替える オフィスビルの設計は、反復を前提とする。賃貸面積を最大化するために、同じ柱スパン、同じ階高、同じ窓割が上階へ向かって積層される。この反復の単位が「基準階」であり、事務所建築の合理はここに集約される。柱は等間隔に並び、設備は天井裏に隠され、窓は均質に切られる。執務にとっては美徳であるこの均質さが、宿への転用では最初の与件になる。 宿は本来、反復を嫌う。眺望のいい角、静かな最奥、湯のある一室——滞在の価値は差異から生まれる。ところが基準階の図面には差異がない。設計者の仕事は、そこから差異を彫り出すことになる。柱割の間に間仕切りをどう落とすか。窓ひとつ分を一室にあてるか、一室半にあてるか。中央のコアをどう迂回させて廊下を通すか。新築なら自由に決められる寸法が、転用ではすべて「既にある柱」から逆算される。設計とは、ここでは創造というより翻訳の作業に近い。 その翻訳の精度が、滞在の質を分ける。柱を客室の隅にうまく落とし込めれば、室内は素直な矩形になる。落としどころを誤れば、ベッドの脇に柱型が突き出し、家具の置き場を奪う。事務所では誰も気に留めなかった構造体が、宿では身体のすぐ横に立つ。転用ホテルを歩くと、設計者がこの一本の柱とどう交渉したかが、客室の居心地として読めてしまう。 トーセイホテルココネ上野 — 東京・東上野 中古オフィスを転用した鉄骨造11階。柱割の不揃いを、客室タイプの多様として引き受けた一軒。 Media Picks Score: 92 / 100  126室、宿泊主体型ホテル(オフィスビル転用)。 PHOTO: トーセイホテルココネ上野…

2026 . 06 . 21
都市プレミアム

垂直の余白——高層クラブラウンジを建築として読む

都市プレミアムホテルが最上部に積む「使わない高さ」。専用エレベーターで隔てたクラブラウンジを、床面積・階数・開口の向きから建築として読む。三軒を参照する編集エッセイ。

2026 . 06 . 21
都市プレミアム

フォーシーズンズホテル丸の内 — 全面改装で57室に絞り直す、密度で競う都心ラグジュアリーの設計を読む

2026年4月、全57室とロビーを全面改装して再開業した丸の内のフォーシーズンズ。アンドレ・フー設計のもと、増室せず一室あたりの密度で上質を測る都心ラグジュアリーの設計図を読む。

2026 . 06 . 21
都市プレミアム

フォーシーズンズホテル丸の内 東京 — 全面改装で57室に絞り直す、密度で競う都心ラグジュアリーの設計を読む

2026年4月、客室を57室に絞り直して再開業した丸の内のフォーシーズンズ。アンドレ・フーが描いた全面改装を、規模ではなく一室あたりの密度という設計の論理から読み解く。

2026 . 06 . 21