夏座敷という設計判断 — 障子を外し、簾と葭簀を吊る数日のために整えられる広間
梅雨明けからお盆過ぎまでの数十日のために、建具を外し簾戸を入れ、畳の縁を麻に替える。夏座敷という季節仕事を、京都・金沢・倉敷の老舗宿から建築的に読む。
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VIEW ALL →伊東・宇佐美から赤沢へ — 相模灘に面した伊豆東海岸の、室数10以下の小宿 5軒
伊東駅から宇佐美・湯川・富戸を経て赤沢へ。相模灘に正対する伊豆東海岸の斜面に点在する、室数10以下の隠れ宿5軒を地図に置いて読む。
床を宙に浮かせる宿 5軒 — 片持ち構造で支えるバルコニーと客室の、構造の見せ方
斜面や水辺に建つ宿で、床や客室を柱に頼らず前へ突き出す——片持ち(カンチレバー)構造を意匠として読む5軒。海峯楼・坐忘林・ベネッセハウス・強羅花壇・ガーデンテラス長崎を、構造の見せ方という観点で編集した。
二泊三日、名古屋から瀬戸・常滑へ — 都心の現代建築と、やきもの二大産地を宿で渡る
名古屋・栄の現代建築に建つ都市プレミアムを起点に、瀬戸の窯業地を歩き、最終日は常滑のやきもの散歩道へ。建築と工芸を宿で継ぐ二泊三日の行程を、編集部が選んだ三軒で提示する。
上高地・乗鞍・白骨の谷あいに潜む宿 5軒 — 標高1500m帯、マイカー規制の奥に灯る小宿
梓川源流から白骨の谷へ。マイカー規制とアクセスの不便さに守られた標高1500m帯の小宿を、上高地・乗鞍・白骨の地形感覚とともに5軒紹介する。
飲泉場を構える宿 — 湯に浸かるためでなく、口に含むために設けられた湯口の小建築 3軒
許可を得た源泉だけに認められた飲泉場という小建築。浴場とは別の論理で寸法が決まる「飲む湯」の湯口を、三朝・下呂・四万の登録有形文化財級の宿3軒から読む essay。
囲炉裏を客の卓に据える高級旅館 5軒 — 火を囲んで食べるという、卓上の熱源を読む
囲炉裏を客の食卓そのものに据える高級旅館を、奥飛騨・福地温泉を中心に5軒。卓上の生火という滞在の核を、煙や灰の扱いという裏側の設計まで含めて読む。
二泊三日、静岡市から清水・三保へ — 駿河湾を背に、現代建築と東海道の宿を渡る
静岡市街の都市プレミアムから用宗漁港の一棟貸し、日本平の現代建築リゾートへ。駿河湾を背に内陸から海へと宿の性格が移る二泊三日の旅程を、編集部が三軒で設計した。
掻き落としという表層 — 塗った左官を半乾きで削り、骨材の粒を露わにする壁の宿 3軒
半乾きの左官面を削り、骨材の粒を露わにする「掻き落とし」。素材の中身を見せる左官仕上げを意匠に据えた、京都・嵐山と中京、東京・上野の3軒を素材と工程の側から読むエッセイ。
露天の岩組を作庭として読む宿 — 湯を囲む石をどう据えるか、庭師の手が入る浴場 3軒
露天風呂を囲む岩を、庭石を据える作法で読み解く。箱根強羅・伊豆修善寺・加賀山代——湯と石が一体で設計された三軒を、庭師の手仕事として観察するエッセイ。