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最新の Picks

HotelPicks 編集部が選び抜いた、日本の宿。新着順。
高級旅館

「夕食18時、朝食8時」という時間設計 — 高級旅館の二食付という制度を、時間軸から読む

「夕食18時、朝食8時」。この二行が、宿の建築・厨房・人員のすべてを規定する。二食付という日本旅館の制度を時間軸から読み、扉温泉 明神館・俵屋旅館・割烹旅館 肴屋本店の三軒に補助線を引くエッセイ。

2026 . 06 . 09
隠れ宿

五島・屋久島・隠岐 — 離島の一棟貸しという宿の形式 5軒

本土から船または小型機を要する五島列島・屋久島・隠岐諸島で、一日一組・一棟貸しの宿を五軒。森を、海の食を、古い暮らしを、湯を——島の固有性を一棟に凝縮した宿を編集部が観察した。

2026 . 06 . 08
高級旅館

借景という設計判断 — 庭の外を取り込む宿、囲い込む宿

借景の三類型(遠借・隣借・俯借)を手がかりに、東山を取り込む京都・南禅寺の宿、東山三十六峰を望む吉田山の文化財、外を遮断し内庭で完結する有馬の離れを、設計判断として読み解く。

2026 . 06 . 08
温泉建築

聚楽壁と版築 — 浴室の壁に土を塗るという、湿度との闘いを建築の側から読む

湿度100%に近づく浴室で、なぜ宿は壁に土を塗るのか。聚楽壁・大津磨き・版築の三系統を、あさば・山荘 無量塔・おやど 二本の葦束を手がかりに読む建築エッセイ。

2026 . 06 . 08
隠れ宿

三陸海岸の北、八戸から久慈・宮古へ — 漁港町に佇む小宿5軒

三陸海岸の北、八戸から久慈を経て宮古へ。観光地図の余白に置かれたこの海岸線に、室数十前後の小宿が点在する。本稿が選んだのは、漁港集落の生活動線のなかに建ち、朝市や定置網と直接つながる五軒。鉄道の本数が少なく、たどり着くのに半日を要する宿ばかりだが、その「訪れにくさ」こそが、ここでしか得られない時間の密度をつくっている。震災後に高台へ建て替えられた防潮の家屋、漁師がそのまま主人を務める一棟、海女の集落に残る古い宿——建築と土地の関係から読み解いていく。 本記事の要点 三陸北部(八戸・久慈・宮古)の漁港集落に建つ、室数十前後の小宿を五軒選定 価格帯は民宿の素泊まり・一泊二食圏から、田老の高台に建つ料理宿の五万円台まで幅がある 首位は渚亭たろう庵(Media Picks Score 93)。震災で被災したホテルを安全な高台へ再建した防潮設計の宿 漁師がそのまま主人を務める治郎兵衛家、北限の海女の集落に建つかめさんなど、土地の生業と直結した宿が並ぶ 季節の核は梅雨明け後の盛夏。ヤマセ(夏の冷たい東風)が抜け、ウニ漁が最盛期を迎える七〜八月 最終更新: 2026年6月8日 # 宿 エリア Score 客室 1行特徴 1 渚亭たろう庵 宮古市・田老 93 13 被災ホテルを高台へ再建した全室露天の防潮宿 2 民宿…

2026 . 06 . 08
luxury-ryokan

中庭と坪庭 — 宿の建築が「囲む」という設計判断、その空間の正体

外を取り込む借景、外周を歩かせる池泉回遊式とは対極に、宿の建築には「囲んで外を遮断する」という選択がある。中庭と坪庭——建物が外部空間を完全に取り囲んだとき、その内側に何が起きるのか。京都の町家旅館に残る通り庭から坪庭への連続、金沢の料亭旅館が抱える中庭、そして数寄屋の別邸が囲い込んだ庭。梅雨入り前後、囲まれた庭が雨を受けはじめるこの季節に、囲うという設計判断を建築論として読む。 本記事の要点 中庭・坪庭は「外を見せる」装置ではなく、外を遮り光と音を内に閉じ込める装置である 京都町家の坪庭は採光・通風という現実的要請から生まれた光井戸が起点 本稿で読む宿は俵屋旅館(京都・18室)、浅田屋(金沢・5室)、吉田山荘(京都・11室)の3軒 料金帯はおおむね1泊2食5万円以上、最小5室という規模が囲いの密度を支える 囲うことで生まれるのは眺望ではなく、視線の遮断と静けさという別種の体験 最終更新: 2026年6月8日 ※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。 囲うという、設計の選択 庭は本来、外にある。それを建物の内側に引き入れ、四方を壁と縁で囲ったとき、庭は風景であることをやめ、装置になる。中庭と坪庭という言葉が指すのは、この反転である。借景が遠景を室内に取り込み、池泉回遊式が客に外周を歩かせるのに対して、囲われた庭は外との関係を断つことで成立する。眺めるための庭ではなく、光を落とし、音を閉じ込め、視線を遮るための庭。設計者がここで下しているのは、引き算の判断と言える。 京都の町家では、この判断は思想以前に必要から生まれた。間口が狭く奥行きの深い敷地——いわゆる鰻の寝床に、玄関から奥へ通り庭が貫き、その途中に坪庭が穿たれる。坪庭はわずか一坪、二坪の小さな空地だが、奥の部屋まで光を導く光井戸として、また熱気を抜く煙突として機能した。装飾ではなく、空気と光の設計だったのである。建物が密集する都市の内側で、外を取り込めないなら内に庭を抱えるしかない。囲うとは、都市の制約に対する建築の回答でもあった。 俵屋旅館 — 京都・麸屋町通 通り庭から坪庭へ、光が奥へ受け渡される300年余の町家。囲いの原型がここにある。 Media Picks Score: 94 / 100  18室、料理旅館。 PHOTO: 俵屋旅館…

2026 . 06 . 08
都市プレミアム

二泊三日、京都で町家建築と現代意匠を比べる — 西陣から南禅寺界隈まで

京都市内完結の二泊三日。西陣・御所西の大型京町家から、烏丸御池の現代町家、南禅寺界隈の現代和風建築まで。町家と現代意匠を一本の線で結び、建築を比べる旅程を編集部が提案する。

2026 . 06 . 08
デザインホテル

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts ― 鷹峯三山の麓、湧水と段丘の上に低く挿す114室

京都市北西部・鷹峯。ヒルトン LXR がアジア太平洋で最初に開いた114室を、絶賛を排して建築単体で観察する。設計は BLINK Design Group。

2026 . 06 . 08
都市プレミアム

名古屋・栄、ホテル インディゴ 名古屋 — 大津通の街区を「現代の旧城下」として翻案した設計を読む

2025 年 12 月開業のホテル インディゴ 名古屋を補助線に、名古屋・栄/大津通の街区を「現代の旧城下」として読み解くための 5 軒。TIAD、ロイヤルパーク アイコニック、名古屋観光ホテルを軸に、建築とデザインの語彙で選定した。

2026 . 06 . 07
デザインホテル

床の間に何を置くか — 宿の主人が来客のたびに差し替える、床の間という編集装置

床の間は飾る場所ではない、差し替える場所である。当主が客のたびに掛軸を替え、籠花を変える宿は京都・奈良・金沢にわずかに残る。三軒の床の間を四季の例で読む。

2026 . 06 . 07
都市プレミアム

二泊三日、岡山から倉敷・備前へ — 山陽道の城下町と備前焼の窯元を都市プレミアム宿で渡る

岡山駅前の都市宿から後楽園・岡山城、倉敷美観地区の浦辺鎮太郎建築、備前・伊部の窯元へ。山陽道を建築とアートの線で結ぶ二泊三日の宿選び、三軒。

2026 . 06 . 07
温泉建築

脱衣所という前室 — 湯に入る前の数歩を、宿はどう設計しているか 5軒

湯に入る前の数歩を、宿はどう設計しているか。脱衣所という前室に焦点を絞り、全国の文化財級の湯屋建築から五軒を選んだ。積善館、奥津荘、能登屋、鶴の湯、環翠楼——前室から建築を読む。

2026 . 06 . 07
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