長野県
客の前で火を入れる — 炉端・鉄板・炭火、調理を客室や卓で見せる宿の設計
火を客の前で入れる、という一点に宿の設計思想は表れる。炉端・鉄板・炭火、調理を客席へ開いた高級旅館三軒を、火と客の距離という建築の側から読む。
白馬村、北アルプスに正対する通年型デザイン宿 5軒 — 雪と緑の二季を一枚の開口で受ける設計
白馬村で北アルプス三山に正対する通年型デザイン宿5軒。冬の滑走と夏の登山——二季の身体を一枚の開口で受ける、室数を抑えた現代意匠の宿を、開口部の設計思想から読む。
南木曽から木曽福島へ — 中山道宿場の脇に潜む、室数10以下の山宿 5軒
妻籠宿から開田高原まで、中山道筋の山あいに点在する室数 10 以下の小宿を 5 軒。1804 年創業の旅籠から二酸化炭素冷鉱泉の孤立宿、御嶽山を望む高原旅館まで。
女性建築家の手による宿 5軒 — 永山祐子・吉田愛らの設計言語を客室で読む
永山祐子、吉田愛——女性建築家・女性主宰事務所が関与したデザイン宿5軒を、設計言語の固有性から読む。木屋旅館からBELLUSTAR TOKYOまで。
湯あがりの一室 5軒 — 涼み処・休憩室という、浴場と客室のあいだの第三空間
湯から上がった身体が外気と再会する数十秒。浴室と客室のあいだの「涼み処」という第三空間を、全国の温泉建築5軒から読む。築年と室数で観察する湯あがりの設計。
朝食の様式 — 一の膳の朝粥、洋皿のフルーツ、汁物だけの椀、宿が朝に編集するもの
高級旅館の朝食は、夕食の余韻をどう畳むかという編集である。洋皿の果物を先付けする明神館、本式を朝まで通すあさば、朝粥と汁物で引き算する妙見石原荘 — 三軒の朝の膳から、宿が朝に編集するものを読む。
椀盛という設計判断 — 蓋を開ける一瞬を、宿はどの器・どの汁・どの香りで設計しているか 5軒
会席の中盤に置かれる椀盛は、料理長の最も繊細な判断が現れる場面。器・出汁・椀種という設計判断を軸に、輪島椀・京漆器の産地差まで射程に入れて選んだ高級旅館5軒。
湯滝と打たせ湯の建築 — 湯を高さから落とすという、浴場の垂直設計 5軒
打たせ湯・湯滝・段湯——湯を垂直に落とす浴場設計を持つ宿を、別所温泉と山中温泉から5軒。湯音を建築として読む、wabistay編集部の選定。
二泊三日、松本から安曇野・上高地へ — 蔵の街と日本アルプスを建築で渡る
松本城下の近代建築から安曇野穂高の移築古民家、北アルプスの上高地まで。宿のグレード差で三つの土地を渡る二泊三日の行程を、建築・美術・山の軸で編集部が組んだ。
上田・別所から鹿教湯・霊泉寺、信州塩田平の高級旅館 5軒 — 古湯と無言館の景観を背に持つ宿
別所・鹿教湯・霊泉寺の三つの古湯から、塩田平の高級旅館を5軒。文化財建築の花屋、数寄屋のかしわや、七室の隠れ宿・三水館ほか、料理・客室・庭園の軸で読む。