大分県
大分・九重連山、筋湯・宝泉寺・壁湯へ — やまなみの高原に潜む室数少なめの小宿 5軒
由布院でも黒川でもなく、九重連山の裾の筋湯・湯坪・宝泉寺・壁湯へ。300年自噴の洞窟湯から打たせ湯、移築古民家まで、客室数6〜10の小宿5軒を編集部が選ぶ。
長湯温泉、炭酸泉の湯屋を継ぐ 5軒 — 藤森照信のラムネ温泉館を核に、竹田の泡の湯を建築で読む
大分・竹田の長湯温泉。藤森照信のラムネ温泉館を核に、芹川沿いの炭酸泉宿5軒を、湯屋の建築から読む。泉温が泡付きを左右する物理を、木造・茅葺・左官の構えで比べる。
国東半島、六郷満山の谷あいに潜む宿 5軒 — 神仏習合の山懐に灯る室数10以下の小宿
国東半島・六郷満山の谷に潜む、室数10以下の小宿5軒。国宝富貴寺の門前宿、文殊仙寺の宿坊、山あいの古民家、森の別荘、大正創業の割烹旅館まで。神仏習合の参道を継ぐ動線を地図とともに辿る。
蒸し湯という浴法の小建築 3軒 — 石室・箱蒸し・地熱、湯に浸からず籠るための構え
湯に浸からず、蒸気に籠る。その浴法のためだけに建てられた小さな構えを持つ3軒を、天井高と開口の寸法から読む。別府鉄輪の石室、八幡平の箱蒸し、栗駒の地熱小屋。
番号でなく名で呼ぶ客室 — 部屋に固有名を与える、隠れ宿の命名という設計 3軒
客室を番号でなく固有の名で呼ぶ隠れ宿を三軒。京都・要庵西富家は源氏物語の巻名、由布院・一壺天は色と草木、龍のひげは樹木の名で客室を呼ぶ。命名という無形の設計を読むエッセイ。
二泊三日、湯布院から黒川・杖立へ — 別府湾を挟まず、九州内陸の温泉郷を高級旅館で継ぐ夏の連泊
湯布院から阿蘇北麓を越え、黒川、杖立まで — 別府湾を挟まず、九州内陸の温泉郷だけを高級旅館で継ぐ二泊三日の車旅。山荘 無量塔、山荘 竹ふえ、旅館 かねいしの3軒で編む。
砂を被るという浴法 — 砂蒸し・砂湯の建築を持つ宿 5軒、湯気と砂の重さを設計する
地熱で温めた砂を身体に被せる砂蒸し・砂湯を、館内あるいは至近に持つ宿として指宿と別府から5軒を選定。敷地に砂むし場を持つ指宿白水館、館内に砂むしを備える指宿海上ホテルなど、砂と建築の関係を読む。
湯の花が積もる浴槽 5軒 — 析出物が縁と底を覆っていく、温泉が石を造り変える時間の設計
炭酸カルシウムや硫黄が湯口と浴槽の縁に堆積し、器そのものを造り変えていく——析出を建築として読む温泉宿5軒。大分・長湯の純炭酸泉、秋田・乳頭の硫黄泉と含鉄泉、北海道・二股の石灰華ドーム。室数・築年・泉質を添えて紹介する。
飲泉場を構える宿 — 口に含むために設けられた湯口の小建築 3軒
湯に浸かるためではなく口に含むために設えられた「飲泉場」。長湯・四万・蔵王 峩々の三軒に、飲むための湯口の建築を読む。
洞窟の湯を持つ宿 3軒 — 岩盤を穿ち、地中に浴室を掘るという温泉建築の別解
温泉建築の多くは地上に湯屋を建てる。だが、地中へ掘り下げるという別解を選んだ宿が、日本にはわずかに残っている。紀州・霧島・湯布院近郊の3軒。