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旧邸宅・迎賓館を継ぐ都市プレミアム宿 5軒 — 近代和洋折衷の躯体に客室を挿す転用設計
山県有朋別邸を庭園に継ぐ椿山荘、渡辺仁1927年設計のホテルニューグランド、辰野金吾の駅舎ホテル——都市の中で旧躯体を客室化した5軒を編集部の視点で。
二泊三日、湯布院から黒川・杖立へ — 別府湾を挟まず、九州内陸の温泉郷を高級旅館で継ぐ夏の連泊
湯布院から阿蘇北麓を越え、黒川、杖立まで — 別府湾を挟まず、九州内陸の温泉郷だけを高級旅館で継ぐ二泊三日の車旅。山荘 無量塔、山荘 竹ふえ、旅館 かねいしの3軒で編む。
打たせ湯の高さを読む宿 5軒 — 落水の位置エネルギーを、湯屋がどう構造化するか
湯を高い位置から落とし、その落水を肩や腰に受ける。打たせ湯という湯船まわりの小建築を、群馬・岩手・熊本の5軒の湯宿で読み解く。
長崎・出島から南山手・東山手へ — 洋館街と現代意匠が斜面に重なる都市プレミアム宿 5軒
出島の低地から南山手・東山手の斜面に登る洋館街の背景に、現代意匠がどう挿し込まれるか。長崎市の都市プレミアム宿5軒を、居留地建築・隈研吾設計・港湾眺望の視点で編集部が選んだ。
屋外の灯りを絞る宿 3軒 — 阿智村、星のために外構照明を消すという設計
環境省認定「日本一の星空」阿智村を舞台に、屋外照明を絞る運用を持つ隠れ宿三軒を編集部が観察。石苔亭いしだ・野熊の庄 月川・四季の織 はなや。数寄屋、渓谷、高台という三様の暗さの設計を読む。
メズム東京 — 汐留、浜離宮に正対する高層に据えた265室を、音と光の演出から一棟で読む
汐留・浜離宮に正対する高層265室、2020年開業のオートグラフコレクション。音・光・香を編集する「chromatic」思想と上層ラウンジからの景を一棟通しで読む。
郡上八幡から美濃・白鳥へ — 水の城下と長良川源流に潜む室数10以下の小宿 5軒
郡上八幡の用水路、美濃和紙の里、長良川上流域の石徹白まで。奥美濃の水辺に沿って、客室十室以下の小宿を五軒選んだ。城下の料理旅館から、うだつの町家、谷あいの温泉宿まで。
格天井と棹縁天井で選ぶ宿 5軒 — 客室の上方に組まれる、もうひとつの設計面
床や壁ではなく、客室の天井を設計判断として読む。格天井、棹縁天井、船底天井——数寄屋大工と建築家が頭上に組んだ意匠から、あさば・富士屋ホテル花御殿・吉田山荘・かよう亭・岩惣の5軒を選んだ。
奄美大島・加計呂麻から請島・与路島へ — 亜熱帯の照葉樹林に潜む室数10以下の島宿 5軒
奄美大島の集落宿から、瀬相・生間の渡船でしか渡れない加計呂麻島、さらに一日数便の航路の先にある請島・与路島へ。室数10以下の島宿5軒を、照葉樹林とリアス内海、大島紬の集落という土地の固有性とともに地図で辿る。
会話を最小化する宿 5軒 — チェックインを紙で、案内を書面で、フロントに口頭説明を残さないという設計
奥飛騨・伊豆・志摩・南紀を横断し、会話を最小化する設計を選んだ小さな宿5軒。離れ・個室食・貸切の湯・1日数組の上限が、必要な会話量そのものを削っていく。梅雨の雨音に浸る静かな一泊のための編集部セレクション。
名作椅子を客室に据える宿 3軒 — 剣持勇・柳宗理・ジョージ ナカシマ、座具を主語に読む滞在
剣持勇の籐、柳宗理のバタフライスツール、ジョージ ナカシマのコノイド。三人の座具を物差しに、松本・山代・上野の三軒を読む。梅雨明け前、室内の時間が長くなる季節に、腰を下ろす一脚から空間を考える一本。
数寄屋大工の棟梁を主語に読む宿 3軒 — 中村外二らの系譜が、客室の柱と天井にどう刻まれているか
設計者でも料理長でもなく、木を刻んだ数寄屋大工の棟梁を主語に。中村外二の系譜を手がかりに、京都・俵屋旅館、加賀・あらや滔々庵、箱根・強羅花壇の柱と天井を読む建築エッセイ。